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Digital Mental HealthのBrightside Health、10代向けメンタルヘルスプログラムを全米展開
Brightside Healthは、ティーン向けプログラムの全米展開を発表しました。これにより、13〜17歳の若者とその家族に、セラピーを起点とした成果重視のケアが全国で提供可能になります。COOのJulia Bernstein氏は、「質の高いケアへのアクセスは命を救います。全米展開により、危機に至る前の早期段階で、エビデンスに基づく高品質な治療を提供できます」と述べています。若年層のうつや自殺リスクは一部の指標で改善が見られる一方で、全体のニーズは依然として高い水準にあります。988のような危機対応の導線が命を救ってきた一方で、不安や孤立、感情面の課題に長期的に直面するティーンは少なくありません。近年はソーシャルメディアやAIチャットボットへの相談が増えていますが、専門家は「臨床家が提供する専門性と安全な関係性は代替できない」と警鐘を鳴らしています。
Brightside Healthは、こうした環境を補完する形で、10代に特化してエンゲージメントしやすい臨床家へのアクセスを拡大。全国のライセンスドセラピスト網が、測定(尺度)に基づくアウトカム志向のセラピーを提供し、個々のニーズに合わせた安全・安心な治療を実現します。プログラムの特徴は、(1)セラピー優先・薬物療法はオプション、(2)ティーンの自律性と保護者の関与を両立するデュアルポータル、(3)エビデンスに基づく測定・評価を通じた継続的な治療最適化です。多くの主要保険プランに対応し、自己負担(セルフペイ)も選択でき、費用面の障壁を下げています。
同社はまた、ソーシャルメディアが10代のメンタルヘルスに与える影響を臨床の中で扱う実践も推進。セラピストが利用状況を評価し、思考・感情・人間関係・睡眠などへの影響を踏まえた個別戦略や保護者向け教育を提供し、健全なデジタル習慣の形成を支援します。これらの取り組みは、つながりの強い社会でティーンのレジリエンスとウェルビーイングを高めるというBrightsideのコミットメントを示すものです。
Brightside Healthについて
Brightside Healthは、エビデンスに基づく測定型治療を中核に、セラピー・精神科ケア・デジタルツールを統合したバーチャルメンタルヘルスサービスを提供します。自殺予防プログラムや集中外来(IOP)など高強度ケアも含むフルコンティニュームを備え、思春期から成人期まで臨床的に一貫した移行を実現します。
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