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Private5GセキュリティのOneLayer、エコシステムを強化し企業導入を加速するため技術アライアンス責任者にDaniel Curci氏が就任
Private LTE/5Gネットワークのセキュリティとアセット管理を手がけるOneLayerは、グローバルな戦略的パートナーシップの拡大に向けた重要な一歩として、Daniel Curci氏をTech Alliances Director(技術アライアンス責任者)に迎えたことを発表しました。同氏は、企業が安全にプライベートワイヤレスネットワークを導入するためのエコシステムを構築・拡大し、OneLayerの市場展開をさらに加速させる役割を担います。
OneLayerはNokia、Ericsson、Druid Software、Celona、Athonetといった世界的な通信技術企業と提携し、連携を強化しています。たとえば、NokiaのMX Industrial Edge(MXIE)へのプラットフォーム統合や、EricssonやDruidなどの主要コアベンダーとの共同ソリューション提供により、企業向けのプライベート5Gネットワークを安全かつ円滑に導入できる体制を整えています。また、OneLayerはDigi、Cradlepoint、RAD、GE、Sierraなど主要なセルラールーターに対応しており、セルラー経由で接続されている非セルラー機器の「見えない」リスクに対応する可視化機能も提供しています。さらに、ServiceNowやSolarWindsといった主要なCMDB(構成管理データベース)との統合により、資産の導入からポリシー設定までの工程を数週間から数時間に短縮する自動化機能も実現しています。
サイバーセキュリティ面でも、Palo Alto Networks、Fortinet、Check Point、Nozomi Networks、Clarotyと連携し、ITとOTの両面でゼロトラストモデルを確立。こうしたパートナーシップにより、単一の管理画面で高度な脅威検知、統合ポリシー管理、全体的な可視化が可能となっています。加えて、WWTやBurns & McDonnellなどのチャネルパートナーも導入支援を行っています。
VP of ProductであるAvishag Daniely氏は、「パートナーシップは我々の成長の中核です。Danielの豊富な経験は、顧客価値をさらに高めるアライアンス拡大を実現してくれるでしょう」と述べています。Daniel氏は今後、VerizonやUS CellularなどのMNO(移動体通信事業者)との連携強化を含めたグローバル戦略をリードし、柔軟かつ拡張性あるエコシステムの構築を推進していく予定です。現在、OneLayerのパートナーエコシステムは北米を中心に、欧州、中南米、中東へと拡大中であり、今後はアジア太平洋地域にも展開を進めていく方針です。同社は、企業向けネットワークの未来を共に築くべく、テクノロジープロバイダーやシステムインテグレーター、通信事業者との連携を積極的に呼びかけています。
OneLayerについて
OneLayerは、企業がPrivate LTE/5Gネットワークを活用する際に求められるアセット管理、運用インテリジェンス、ゼロトラストセキュリティを提供するスタートアップです。高度な通信技術や専門知識がなくても、安全かつ効率的にプライベートネットワークの導入・管理を可能にするソリューションを展開しています。
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