Startup Portfolio
心血管画像AIのCleerly、主要リーダーシップの昇進で経営陣を強化
心血管画像診断のイノベーションを牽引するCleerlyは、企業の成長戦略と科学的卓越性の強化を目的として、2名の幹部の昇進を発表しました。Udo Hoffmann博士が新たにChief Medical, Scientific and AI Officerに、Amit Relia氏がChief Regulatory Officerにそれぞれ就任し、Cleerlyの次なる成長段階において中核を担います。
2022年にChief Scientific OfficerとしてCleerlyに加わったHoffmann博士は、今回の昇進により、Scientific Affairs(科学部門)、Medical Affairs(医療部門)、Core Laboratory(コアラボ)、Data Science/AI(データサイエンス・AI)、Regulatory and Quality(規制・品質管理)といった主要部門を統括する立場となります。Cleerly以前は、Harvard Medical Schoolの放射線学教授、Massachusetts General Hospital(MGH)の心血管画像診断部門長、ならびにMGH心血管画像研究センターの創設ディレクターとして活躍。NIH主導の大規模臨床試験(ROMICAT I・II、PROMISE、REPRIEVE)を牽引し、New England Journal of MedicineやThe Lancetなどに600本以上の査読付き論文を発表するなど、同領域における国際的な権威です。
2024年にVP of Regulatory Affairs and Quality AssuranceとしてCleerlyに参画したRelia氏は、今回の昇格により、規制戦略の全社的な推進役としての責務を担います。これまでにiRhythm TechnologiesでAI/MLを用いた心疾患診断デバイスの規制対応を主導し、Apple HealthではECGベースのソフトウェアを世界47カ国で展開。さらにIntuitive社では手術支援ロボットの規制承認に貢献し、成長と技術革新の両面で重要な役割を果たしてきました。Cleerlyの創業者兼CEOであるJim Min博士は、「UdoとAmitは、当社の成功にとって欠かせない存在であり、今後の成長をリードする人物です。Udoは長年にわたり心血管画像研究を主導してきた実績あるリーダーであり、Amitはあらゆる規制環境において高い基準を構築してきました」と評価しています。
Cleerlyについて
Cleerlyは、AIを活用した心疾患の新たな診断基準を構築することにより、心臓発作の根絶を目指すヘルステック企業です。FDAの承認を受けたAI主導の解析ソリューションにより、非侵襲的CT画像を通じて冠動脈疾患を詳細にフェノタイピング(表現型分類)することを可能にしています。4万人以上の患者から得られた数百万枚の画像データに基づく科学的アプローチで、医療従事者・患者・関係者すべての心疾患理解を深めることを支援しています。
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