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2025/04/04

Startup Portfolio

HRTechのBandana:時給労働者向け求人プラットフォームの急成長に迫る

Bandanaは、時給およびエントリーレベル労働者がより良い条件で働くための求人検索プラットフォームを運営しているスタートアップです。Pulse 2.0は今回、同社の共同創業者兼CEOであるTim Makalinao氏にインタビューを行い、同社の成長の背景に迫りました。

Tim Makalinao氏は6歳の時に家族と共にフィリピンから米国に移住しました。母親は工場で時給12ドルの仕事に就き、家族を支えましたが、その待遇は決して良いものではありませんでした。一方、フィリピンでエンジニアとして働いていた父親は、自宅で家族の世話をしました。経済的に苦しい生活の中で、Makalinao氏はハーバード大学に進学し、卒業後は金融やテック業界でキャリアを積みました。そして、自身の生活基盤を確立した後、「母が得られなかったチャンスを人々に提供したい」との思いからBandanaを共同創業しました。共同創業者のCaleb Lee氏とLarry Zhang氏も、それぞれ韓国と中国からの移民の家庭出身で、この使命に深く共感しています。

 

Bandanaのミッションは、時給労働者や初級職に就く人々の生活向上を支援し、求人市場に透明性と信頼を取り戻すことです。現在、Bandanaに掲載される求人はすべて時給17ドル以上であり、フルタイムの場合は医療保険などの福利厚生も必ず提供されています。また、税引き後の実質給与で求人を検索できることも特徴です。さらにBandanaでは、履歴書作成ツール、給与比較ツール、大手企業の具体的な面接質問例、応募状況管理ツールなど、求職者に役立つ機能を幅広く提供しています。

一方、ユーザー層が非常に多様なため、それぞれの個別ニーズに合わせた全ての機能を単独で開発することには限界があります。そのため、地域の組織と連携し、コミュニティ向けのガイドやワークショップを展開してニーズに応えています。サービス開始以降、Bandanaは単なる求人プラットフォームから進化を遂げています。現在では、大手採用管理システム(Greenhouse、Leverなど)と連携し、応募者が直接応募状況を追跡できる仕組みを提供しています。また最近では、無料で簡単に税務申告を行えるサービスをColumn Taxと協力して導入するなど、求人以外の分野でもユーザーの経済的自立を支援しています。これまでにGeneral Catalyst、Craft Ventures、Triple Impact Capitalから計1,230万ドルの資金を調達し、創業から1年余りで100万人以上の求人検索を支援し、そのうち4万人以上が実際に就職を実現しました。現在、ニューヨーク州、ニュージャージー州、イリノイ州、カリフォルニア州などで展開し、急速に拡大しています。

 

他の求人プラットフォームと比較してBandanaが際立つのは、「求職者目線の透明性」を追求している点です。スポンサー広告のみを優先表示する従来型プラットフォームとは異なり、企業が提供する全ての求人を公平に表示する仕組みを採用しています。また、不動産サイトのように求人を地図表示し、自宅からの通勤時間を簡単に把握できるように工夫されています。Bandanaは今後も全米の新たな市場への進出を計画しており、時給労働者がより良い生活を築くための支援ツールやリソースの拡充を目指しています。

 

Bandanaについて
Bandanaは、時給およびエントリーレベルの労働者向けに透明性の高い求人検索プラットフォームを提供するスタートアップ企業です。米国各地の企業が掲載する質の高い求人を、透明性と公平性を軸に提供し、働く人々の生活改善を目的としています。

 

TagsHRTechUnited States

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