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防衛ドローンのQuantum Systems、電動試験機Apex Recordhunterが時速699キロを記録し電動ドローンの速度世界記録更新を主張
ドイツの無人航空機メーカーQuantum Systemsが、電動の試験機Apex Recordhunterで時速699キロメートル(約434マイル)に到達したと発表しました。同社によると、この速度は水平飛行での社内試験で記録されたもので、現行の公認記録である時速約657キロメートルを上回るとしています。ただし現時点では社内試験の段階であり、正式な認定に向けた飛行はこれから行われる見通しです。
Apex Recordhunterは、次世代の電動ドローンに向けた技術実証機として約1年をかけて開発されました。ギネス世界記録への申請は保留中で、公式な記録挑戦は数週間のうちに実施される予定とされています。なお、非公認ながらこれを上回る速度を主張する事例も存在するため、第三者による正式な計測が今後の焦点となります。
同社は今回の高速飛行で得られた知見を、迎撃用ドローンの開発に応用する考えを示しています。接近する飛行体にいかに素早く到達できるかが迎撃では重要となるため、速度性能の向上が反応時間の短縮につながるとの狙いです。開発にはウクライナ拠点の子会社WIY Dronesの技術者も関わっており、防衛用途に直結する電動推進技術の進展を示す成果といえます。
Quantum Systemsについて
Quantum Systemsとは、ドイツ・ギルヒング(ミュンヘン近郊)を拠点とする無人航空機メーカーです。2015年にFlorian Seibelによって設立され、当初は農業や測量向けのドローンを手掛けていました。近年は電動垂直離着陸(eVTOL)方式の固定翼型無人機を主力とし、防衛・安全保障や偵察(ISR)用途へと事業を広げています。エッジコンピューティングやAIによるリアルタイムのデータ処理を組み込んだ次世代機を強みとし、ウクライナや米国、オーストラリアにも拠点を持ちます。空からのデータ活用を通じて意思決定を変革することを掲げる企業です。
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