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自己免疫疾患BioTechのOuro Medicines、Gilead SciencesとLakefrontが総額22億ドル超の買収を完了
Gilead Sciences(Nasdaq: GILD)とLakefront Biotherapeutics NV(Euronext & Nasdaq: LKFT)は、自己免疫疾患向けTセル・エンゲージャー療法の開発を推進するため、Ouro Medicinesの買収が完了したと発表しました。Ouro MedicinesはGSKとMonograph Capitalによって2025年1月に設立されたバイオテクノロジー企業で、1億2,000万ドルの資金と、中国のKeymed Biosciencesからライセンスを受けた主力候補薬の権利を引っ提げて誕生しました。その後、TPG、NEA、Norwestといった著名な投資家の支援も受け、カリフォルニア州サンフランシスコを拠点に、慢性的な免疫介在性疾患を持つ患者のための「免疫リセット療法」の開発を精力的に進めてきました。
今回の買収の中心となるのは、Ouroの主力パイプライン候補薬である gamgertamig(開発コード:OM336)です。gamgertamigはBCMAxCD3二重特異性抗体であり、BCMAを発現する細胞に対してT細胞依存性の細胞傷害性を誘導するよう設計されています。これらの細胞集団を枯渇させることで、免疫抑制療法の課題を回避しながら、患者に長期的な寛解期間をもたらす可能性があります。さらに、CD3結合アームには「デチューン(detuned)」設計が採用されており、強力なB細胞枯渇効果を維持しつつ、重篤な免疫活性化を回避できる点が大きな差別化要因です。米国FDAから自己免疫性溶血性貧血(AIHA)および免疫性血小板減少症(ITP)に対するFast Track指定とオーファンドラッグ指定の両方を取得しており、早ければ2027年にも登録試験(後期臨床試験)への移行が見込まれています。
買収の条件として、Gilead SciencesはOuro Medicinesの全発行済み株式を16億7,500万ドルで取得し、さらに最大5億ドルのマイルストーン達成型の追加支払いが設定されています。Lakefront BiotherapeuticsとGilead Sciencesはこの費用を折半します。今後の役割分担として、Lakefront Biotherapeuticsがgamgertamigの進行中および今後のフェーズ1/2臨床試験を担い、後期の登録試験および最終的な上市はGilead Sciencesが主導します。Gilead Sciencesは世界的な商業化権を保持し、Lakefront Biotherapeuticsは純売上高に対して20〜23%の段階的ロイヤルティを受け取る取り決めとなっています。また、Lakefront BiotherapeuticsはOuro Medicinesが有する前臨床段階の自己免疫領域プログラム3つも追加でライセンスインしており、各プログラムについてGilead Sciencesが7,500万ドルで臨床概念実証後に50/50の利益分配にオプトインできる権利が付与されています。
Ouro Medicinesについて
Ouro Medicinesは、慢性的な免疫介在性疾患の治療を目指す免疫リセット療法の開発に特化した米国のクリニカルステージ・バイオテクノロジー企業です。GSKとMonograph Capitalによって2025年に創設され、カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置きます。TPG、NEA、Norwestといった著名な投資家の支援を受け、Keymed Biosciencesからライセンスを取得したBCMAxCD3 Tセル・エンゲージャーであるgamgertamig(OM336)を主力パイプラインとして、自己免疫性溶血性貧血(AIHA)、免疫性血小板減少症(ITP)、シェーグレン症候群、特発性炎症性筋疾患など複数の難治性自己免疫疾患を対象とした臨床試験を複数進行させてきました。創業からわずか約1年でGilead SciencesとLakefront Biotherapeuticsによる総額約22億ドル超の買収が完了したことは、Tセル・エンゲージャーを活用した免疫リセットアプローチに対する製薬業界の高い期待を示すものです。
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