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AIデータ基盤のFivetran、企業ソフトウェアのデータアクセス制限を可視化する業界ベンチマークを発表
Fivetranは、企業ソフトウェアベンダーが顧客データへのアクセスをどのように許可または制限しているかを評価する業界ベンチマーク、Open Data Infrastructure Data Access Benchmarkを発表しました。このベンチマークは、企業が分析、業務運用、AIにデータを活用する際に直面する技術的・商業的な障壁を可視化することを目的としています。Open Data Infrastructureは、企業が自社データに制約なくアクセスし、システム間で移動し、活用できるようにするためのアーキテクチャ上の考え方です。今回発表されたODI Data Access Benchmarkは、この取り組みの一部として、現代の企業向けプラットフォームにおけるデータアクセスの実態を標準化された枠組みで評価します。
企業がAIを本番環境で活用しようとするなかで、重要なボトルネックとして浮上しているのが、自社が利用するソフトウェアベンダーによるデータアクセス制限です。不完全なAPIにより重要なデータオブジェクトへアクセスできなかったり、スループット制限によって大規模なデータ複製が遅くなったり、データ転送料金などの価格体系によってデータ移動のコストが増加したりする問題があります。これらの制約は単なる不便さにとどまらず、企業が分析やAIを本番環境へ迅速かつ効果的に導入する能力を直接制限します。FivetranのCEOであるGeorge Fraserは、データアクセスが技術面と商業面の双方でより制限される方向に進んでいると述べています。こうした制約は隠れたコストや依存関係として表れ、企業を特定の閉鎖的なエコシステムへ誘導することがあります。AIが企業活動の中核になりつつあるなかで、企業にはベンダーロックインなしにデータへアクセスし、移動し、活用できるオープンなデータインフラが必要です。
ODI Data Access Benchmarkは、公開されている文書に基づき、ベンダーを3つの観点から評価します。第一に、中核となるデータオブジェクトへプログラム経由でアクセスできるかというカバレッジです。第二に、変更データキャプチャを含む高スループットな複製に対応できるかという性能です。第三に、追加料金や制限的な条件なしにデータを複製できるかというデータ転送料金の有無です。これらの要素は、データを分析、業務運用、AIアプリケーションに安定的に活用できるかを左右します。Fivetranは、このベンチマークによって、企業向けソフトウェアベンダーが顧客データへのアクセスをどの程度開放または制限しているかを評価する標準を確立しようとしています。また、企業に対しては、自社のデータインフラがAI時代の要求に対応できるかを見直すきっかけを提供します。同社は今後、対象ベンダーやデータソースを追加しながら、ベンチマークを拡張していく方針です。
Fivetranについて
Fivetranは、AI時代のデータ基盤を提供する企業です。同社のプラットフォームは、企業が利用するさまざまなシステムからデータを移動、管理、変換し、安全で信頼性の高いデータ基盤へ統合します。クラウド、データ処理エンジン、分析ツールをまたいで柔軟に利用できるよう設計されており、分析、業務運用、AIを信頼できるデータの上で実行できるよう支援します。LVMH、Pfizer、Verizon、OpenAIなどの企業がFivetranを活用し、データを競争優位につなげています。
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