信頼できるオープンソース提供元の"Chainguard"が成長資金として$280Mを調達

Chainguardは、General CatalystのCustomer Value Fund (CVF)からの希薄化しない成長資金として$280Mを調達した。同社が2025年4月に実施した$3.5Bの評価額で$356Mを調達したSeries Dに続くもので、過去6か月間で確保した総額は$636M、これまでの資金調達総額は$892Mとなりました。

信頼できるオープンソース提供元のChainguardは、エンジニアが依存するすべてのオープンソースソフトウェアに強化された安全な本番環境対応のビルドを提供することで、組織がより速く開発し、コンプライアンスを維持し、リスクを排除することを支援します。

オープンソースソフトウェア (OSS) は、企業が使用するコードの90%を占めており、重要な製品やサービスを提供するアプリケーションや技術を可能にしています。OSSは世界中の産業に大きなイノベーションをもたらしましたが、その広範な使用により攻撃者の標的にもなりやすくなっています。ごく小さな脆弱性でも企業全体が停止する可能性があります。あらゆる組織がソフトウェアサプライチェーンのセキュリティ確保を急ぐ中で、信頼できる本番環境対応のオープンソースへの需要はかつてないほど高まっています。このニーズに応えるため、Chainguardはエンジニアが日常的に使用するすべてのオープンソースソフトウェアについて、強化された安全な本番環境対応のビルドを提供しています。

「オープンソースは世界を動かしていますが、その提供方法や導入方法にはリスクが伴います。Chainguardでは、その常識を覆しています。私たちはオープンソースに起こり得るあらゆる問題からそれを守ることで、エンジニアリングチームが自由に構築できるようにしています。私たちは、オープンソースのための最も信頼できる提供元を構築しています。この戦略的資本により、より多くの企業にChainguardを導入してもらい、エンジニアリングチームがより速く開発し、コンプライアンスを維持し、リスクを排除することを支援できます。」とChainguardのCEO兼共同創業者は述べています。

Chainguardは優れたユニットエコノミクスを持っているため、General Catalystからの資金を活用して、株式希薄化を避けつつ、市場展開のスピードを加速し、製品、エンジニアリング、そしてその他の戦略的長期価値創造への投資に資金を充てていきます。このアプローチにより、同社の財務体制は強化され、規律ある成長を維持しながら、信頼できるオープンソースが世界的企業にとってミッションクリティカルなインフラとなる中で、拡大する市場機会を確実に捉えることができます。

Chainguardは顧客からの需要に応えるべくスケールを進めており、最近以下のような数々のマイルストーンを達成しています。

• JavaScript、Java、Python向けのChainguard Librariesをリリースし、ライブラリのビルドや配布時にマルウェアが挿入されていないことに対する安心感を提供
• Chainguard VMsを発表し、顧客にクラウド非依存で脅威耐性のあるコンテナ展開・実行環境を提供
• Chainguard Containersカタログ内で1,700以上の最小限・ゼロCVEのイメージを突破し、現代のアプリケーションスタックの大部分をカバー
• Microsoft Azure、AWS、GCPを含むすべての主要クラウドプロバイダーのマーケットプレイスでの提供を開始し、顧客が既存の調達・導入フロー内でChainguard Containersを直接採用可能に
• 成長の次フェーズを支えるため、新たなCISOおよびCFOを迎え入れ
• Forbes Cloud 100およびFortune Best Workplaces in Technologyに選出され、業界でのリーダーシップと企業文化が認められる