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HealthTechのHeadway 保険対応EHRをAI支援ノート機能で拡張、6万人超のメンタルヘルス提供者に無償提供
メンタルヘルスケアの新しい基盤を構築するHeadwayは、保険を扱うメンタルヘルス提供者向けに設計された電子カルテ(EHR)を拡張し、AI支援ノート機能を含む新機能を発表しました。このEHRは無償で利用でき、すでに同社プラットフォーム上の6万人以上の提供者に利用可能です。テレヘルス、スケジューリング、記録、請求、患者とのコミュニケーションを統合することで、臨床業務に専念できる環境を提供します。
HeadwayのFounder & CEOであるAndrew Adams氏は「提供者が長らく求めてきた一元的で直感的なEHRを実現し、臨床と運営の両面をサポートする」と述べました。また、Chief Medical OfficerのNeha Chaudhary医師は「AI支援ノートや統合型テレヘルス機能により、臨床家の事務作業を軽減し、患者に集中できるようになる」と強調しました。
メンタルヘルス分野は、2010年代に進んだ医療業界全体のEHR導入から取り残されてきました。その結果、非効率なワークフローや患者待機時間の長期化が深刻な課題となり、多くの提供者が保険対応を避ける要因となっていました。HeadwayのEHRは、こうしたギャップを埋めるべく、保険ベースの行動医療に特化して設計されています。この拡張版EHRは、保険監査に適合するAI支援ノート、簡易化された請求処理、自動的な保険資格確認などの機能を備えています。さらに、従来のEHRが有料サブスクリプションを課していたのに対し、Headwayは完全に無料で提供します。実際に利用する臨床家からは「保険対応の運営を成功させる上で欠かせない存在」との声も寄せられています。提供者は自分のニーズに合わせ、基本的な請求支援から拡張的なワークフロー改善まで柔軟に選択できる仕組みになっています。
Headwayについて
Headwayは、誰もが適切なセラピストによる治療を保険で受けられる現代的なメンタルヘルスケアシステムを構築しています。同社は米国最大のメンタルヘルス提供者ネットワークを有し、6万人以上の多様な専門家がHeadwayを通じてプライベートプラクティスを運営しています。患者はheadway.coから最短48時間以内に予約が可能で、全米50州とワシントンD.C.でサービスを展開しています。投資家にはAndreessen Horowitz、Accel、Forerunner Ventures、Spark Capital、Thrive Capital、Health Care Service Corporationが名を連ねています。
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