Startup Portfolio
非侵入型地中イメージングソリューションのExodigo、シリーズBで9,600万ドルを調達し、AIによる地下探査の革新を加速
AIとマルチセンシングを用いて地下の情報可視化に革命をもたらすExodigoは、シリーズBラウンドで9,600万ドルの資金調達を完了したと発表しました。2021年の創業以来の累計調達額は2億1,400万ドルに達します。今回のラウンドはZeev VenturesとGreenfield Partnersが共同で主導し、既存投資家の10D VC、Square Peg、JIBEに加え、Vintage Investment PartnersおよびLeblon Capitalが新たに参加しました。
Exodigoは、AIと複数の高性能センサー、3D画像処理を組み合わせ、掘削なしに地下の配管、ケーブル、インフラ資産を精密にマッピングするプラットフォームを提供しています。Amtrak、カリフォルニア高速鉄道局、ロサンゼルス・メトロ、フロリダ州交通局など、全米の大手公共機関やユーティリティ企業50社以上が採用しており、設計・建設プロジェクトにおけるコスト削減やリスク回避、工期短縮、環境負荷低減を実現しています。
Greenfield PartnersのRaz Mangel氏は、「Exodigoは地球物理学の分野にAIを応用することで、5,000億ドル規模の地下情報市場を解き放とうとしています。地下の可視性を向上させることで、複数の産業にわたり数十億ドル規模の効率改善が見込まれます」と述べています。同社のCEOで共同創業者のJeremy Suard氏は、「当社の技術は、これまで最大で50%の地下資産が見落とされていた現状から、99%の精度で探知できる新たな標準を確立しました」と語ります。Exodigoは過去1年間で、米国18州にわたる75億ドル超のインフラ投資プロジェクトにおいて地下リスクの軽減に貢献しており、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスなど高密度都市への展開も強化しています。
今回の資金は、グローバルチームの拡充、地下リスク低減ソリューションの研究開発加速、地域市場への進出に充てられます。特に、地盤の性質や地下水位、土壌リスクなどの評価を可能にするマルチセンシングとクラウドAIの融合によって、従来の掘削作業に依存しない地下調査の精度と効率性をさらに高めていく方針です。
Exodigoについて
Exodigoは、掘削を行わずに地下の構造やリスクを明らかにするAI×マルチセンシング・テクノロジー企業です。交通、エネルギー、建設、ユーティリティ分野の世界的リーダーたちに信頼され、より安全かつスマートなインフラ投資の意思決定を支援しています。本社はパロアルトとテルアビブに構え、TIME、Fast Company、CB Insightsにもその革新性が認められています。
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