顧客との会話のための統一されたB2Bカスタマーサポート・プラットフォームを提供する"Plain"がSeries Aで$15Mを調達

Plainは、Battery Venturesがリードし、既存投資家のIndex Ventures、Connect Venturesが参加したSeries Aで€14.5M($15M)を調達した。

2020年にロンドンで設立されたB2Bカスタマーサポートを革新するPlainは、Slack、Microsoft Teams、Discordなどの高タッチコミュニケーションチャネルと、メールやチャットなどの従来のプラットフォームを統合し、顧客との会話のための統一されたプラットフォームを提供します。

サポート、エンジニアリング、カスタマーサクセスチーム間のコラボレーションを促進することで、Plainは企業がサポート問題をより迅速に解決できるようにします。そのAI搭載ワークフローは、反復的なタスクを自動化し、詳細な対応を作成し、顧客とのやり取りから製品インサイトを抽出し、チームがより良いサポートを提供し、顧客のニーズにより密接に応えられるようにします。

PlainはSanity、Laravel、Stytch、Raycastなどの企業に利用されており、カスタマーコミュニケーションのワークフローを統合しています。

「サポートはもはやチケットをクローズするだけではなく、長期的な関係を築くことです。コラボレーティブでリアルタイムなチャネルへの移行が、企業が顧客とやり取りする方法を変えています。Plainはこの新しい現実のために設計されたプラットフォームであり、企業が迅速で効果的かつ顧客のニーズに合ったサポートを提供するのを支援します。」とPlainの共同創業者兼CEOは述べています。

Plainの共同創業者の2人は、Deliverooを従業員10人から2,000人に成長させた経験を持っています。PlainのCEOはDeliverooで40人規模のコンテンツ、リサーチ、デザインチームをリードし、PlainのCTOはデザインシステムおよび内部ツールの構築で重要な役割を果たしました。

この実践的な専門知識が、従業員がメールから離れ新しいコミュニケーションチャネルで働くようになる中で、Plainの企業向けB2Bサポートワークフローの近代化へのアプローチを形作っています。

Plainによると、B2Bサポートの進化に伴い、企業が顧客と関わる方法を再定義する3つの主要な変化が起きています。

• リアルタイムでコラボレーティブなチャネルへの移行: 企業はメールやチケットシステムから、SlackやMicrosoft Teamsのようなより個人的で即時性のあるプラットフォームに移行しています。
• チーム間のコラボレーション: カスタマーサポートとカスタマーサクセスの境界が曖昧になりつつあります。チームはエンジニアリングやプロダクトと密接に連携して問題を解決し、チームワークを促進するプラットフォームの必要性が高まっています。
• AI搭載ワークフロー: 顧客の期待に先んじるために、企業は反復的なタスクを自動化し、インサイトを抽出し、リアルタイムで適応するツールを採用しています。

「私たちは常に品質を最優先するプロダクトの構築を重視してきました。人々がPlainを選ぶのは、迅速でストレスがなく、丁寧に設計されたものを求めているからです。この資金調達により、その品質を維持しながら、さらに多くの企業のニーズに応えるためにスケールすることが可能になります。」とPlainの共同創業者兼CTOは述べています。

Plainは今回の€14.5Mを、プラットフォーム機能の強化(新しい革新的な機能の追加およびより深い統合)に加え、チームの拡大およびサンフランシスコオフィスの開設に活用し、成長を続ける米国およびベイエリアの顧客基盤により良いサービスを提供する予定です。

同社は、今後6カ月間で販売、マーケティング、デザイン、エンジニアリングの各部門で人員を2倍に増やし、製品需要の増加に対応する計画です。